あなたは就寝時に目が覚めすぎていると感じたことはありませんか?眠りにつくまでの葛藤は、心身に大きなストレスを与えます。
この記事では、
・寝る何時間前にお風呂に入るべきか
・お風呂はより良い睡眠を得るための解決策になり得るか
について詳しく解説します。また、「寝る直前にお風呂に入ると眠れなくなる」という話に隠された真実について、研究結果と深い考察をお伝えします。それでは、お風呂と眠りの世界へ飛び込みましょう。
お風呂は寝る1~2時間前に入るべき!
寝つきが悪くなかなか眠れないことに悩んでいる人は、就寝1~2時間前にお風呂に入るべきです。
テキサス大学らが2018年に発表したメタ分析によると、
「就寝1~2時間前に、40~42.5℃の湯船に10分間浸かることで、入眠に必要な時間が36%減少し、睡眠の質と効率が向上する」
とされています。(1)
僕は入眠に15分ぐらいかかってるから、お風呂にはいるだけで入眠時間が10分以下になるってことか!
「なかなか寝れない…」と思い悩む時間も減るし、一石二鳥だね!
なぜお風呂に入るとより良い睡眠を得られるの?
なぜ入眠の1~2時間前に入浴すると、睡眠の質が向上するのでしょうか?それは、ヒトが持っている体温変動周期(概日リズム)にマッチするからです。
ヒトは、日中~夕方に最も体温が高くなり、就寝に向かって体温が下がっていきます。この体温が下がっていく現象が、睡眠サイクルの引き金となっているのです。(2)
したがって、入浴によって意図的に体温を上げることで、就寝に向かって体温が下がっていく現象を強制的に引き起こすことが可能になります。これが結果的に、自然な入眠につながるというわけです。
寝る直前のお風呂は睡眠にとって悪なのか?
上述の現象に逆らうことになるので、寝る直前に体を温める行為は推奨できません。どうしても、就寝の直前にしかお風呂に入れない人は、過度に体を温め過ぎないようにすべきでしょう。
一方で、身体や手足が冷えやすい人は、身体を温めたほうが睡眠の質が向上する可能性もあります。(3)これは、睡眠時における身体の温度勾配が均一になる現象と深く結びついています。
睡眠時、ヒトの体は全身がほぼ均一の温度になります。したがって、手足などの末端部位が冷えていると睡眠の質が低下する恐れがあるのです。
就寝前は程よく身体を温めよう
今回の記事では、
・寝る何時間前にお風呂に入るべきか
・お風呂はより良い睡眠を得るための解決策になり得るか
について解説しました。
就寝1~2時間前に40~42.5℃の湯船に10分程度浸かれるとベスト!
あと、身体の冷えが気になる人は、就寝直前だったとしても、身体を温めると良いかもしれないんだったね!覚えておくよ!
睡眠の質を向上させることは、生活や人生を充実させるうえで欠かせないことです。睡眠でお悩みの方はぜひ自分の生活に取り入れてみてください。
ブックマークするかどうかはお任せしますので、よろしければもう一つ、StrixHiroの記事をご覧いただけると非常に嬉しいです。
以上、StrixHiroでした。